寝付けないでいた。彼の背中を覗くと白い発疹が星空のように散らばっていたので、マジックペンで適当に星星を結んだ。三匹の獣と、一匹の魚、そしていくつものエイリアンが現れた。できばえに満足していると、彼が寝返りをうって、彼の胸と腹とペニスが見えた。腹にも発疹があったので、そこにもマジックペンで線を描いた。くすぐったいのか彼がむずがったので口に人差し指を差し込んでやった。甘えるように吸い付いてきたので指を吸わせるにまかせたまま、せっせと線を描き続けた。すると、どこともしらない地図が出来上がった。その地図の中心には小さな×マーク、その脇にはカタカナで「タカラ」と読みとれる金釘文字が現れた。私は自身の筆運びの運に感謝を捧げながら、彼をあお向けに転がして、馬乗りになって、カメラで彼の腹を撮った。ついでに蹴り転がしてうつ伏せにして、可愛いペット達も一枚撮った。彼がうめいて目を覚ましたので服を抱えさせて部屋を蹴り出し、パソコンを立ち上げてカメラからデータを移し地図を調べた。大きな川と幹線道路、そして7つの道が交わる独特の交差点が決め手となった。地図をプリントアウトして、部屋を出て自転車に飛び乗った。蹴りだした男は消えていた。半時間後、着いた場所は空き地で、マンホールのような円い扉があった。そこを開けると梯子があって、覗き込むと底には明かりが見えた。息を潜めて梯子をおりると、そこには古代ローマみたいなベッドルームがあって、男が待っていた。もちろんその男の背中には三匹の獣と、一匹の魚、そしていくつものエイリアンがいる。